コラムを書いた「週末ベトナムでちょっと一服」を読んでちょっと一服して考えたこと

ひょんなきっかけから、「週末ベトナムでちょっと一服」という本にコラムを書かせていただきました。ありがとうございます。この本を読みながら色々考えたことをここに書き残しておこうと思います。

週末ベトナムでちょっと一服にコラムを書いた話

ホーチミンで色々と自分探しをしていた、、、わけではないのですが色々と自分ができることをやっている中でベトナムのコラムを書きませんかと言うありがたすぎるお話を頂いたのが昨年下旬。その方と繋がったのも知り合いの紹介で、その方方及びベトナムの日本人コミュニティにはとても感謝しています。ベトナム情報サイト「ベトナム生活・観光情報ナビ」を立ち上げて以来、一番良かったと思った瞬間でした。最近「そのサイト知ってます!」と言ってもらうことも多く、日々喜びがあるのですが、こういう仕事につながると嬉しいですね。

こんな素晴らしい本に参加できた僕は本当に幸せ者です。人生ってほんとうに偶然の積み重ねで出来ているなぁと実感。

出版社の方からわざわざベトナムにまで送っていただき、先ほど一気に読みきってしまいました。ベトナムに住んでいて、ベトナムの旅行本を読むというのもいいですね。是非よろしければ読んでみてください。

週末ベトナムでちょっと一服 (朝日文庫)

下川裕治 朝日新聞出版 2014-03-07
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by ヨメレバ

と、この本を読んでいたら色々と考えることがあったので取り留めもなくここに書き残しておきます。

最近カフェを始めたこと

ところで、最近ベトナムのホーチミンでカフェをはじめました。Samurai Cafe Saigon。うまくいかないこともありますが、というかうまくいかないことが9割以上なのですがなんとか営業できています。

samurai-cafe-hcm

オープンするまでも色々あり、メニューのデータが出来たのがオープン前夜の深夜。当日の朝に印刷所で印刷をして、開店時間までにメニュースタンドを組み立てるという突貫工事で何とかオープン。ユニフォームとなるポロシャツも前日の夜に何とか届くというギリギリのスケジュール。

オープンしてからもオーダーを間違えたり、ドリンクを失敗してとても遅くなってしまったりと問題は山積み。なんとか今のスタッフもこなれてきたので普通のローカルカフェレベルにはなりました。値段もローカル、サービスもローカルなのでとりあえずは及第点でしょうか。

サムライガールズ

サムライガールズ

最初は色々と自分で考えてやっていこうと思っていたのですが当然そんな時間もなく、今はベトナム人のマネジャーに全て任せていて直接的にはノータッチ。大まかな方向性とやることの提示と、上がってきたものの意思決定だけをするようにしています。あっ、赤字の補填もですね。。ベトナム人によるマネジメント、実験中です。

ただ、なかなかうまくいかないもので、スタッフ用のマニュアルを作っても「そんなもの無くてもちゃんと働くから要らないでしょ」といって全く従わないスタッフ。しかもマニュアル通りやれば問題ないところを自己流でやるからミスも多く、お客様に迷惑をかけることもたまにあるので見過ごすわけにもいかず、ベトナム人マネジャーも「早く辞めさせよう」という始末。「今日は疲れたから2時間遅れる」と開店時間にメールを送ってくることが週1回位あるので朝の営業時間は守れていなかったりもします。

これはなかなか大変です。マネジメントってほんとうに難しい。それでもローカルカフェとしてはまぁまぁの感じで回っているので赤字ではあるものの毎日お店を開けられています。それだけでも感謝というところでしょう。とりあえず収支均衡まで持っていって、一日1mmでも前進できれば、という気持ちでやっていくくらいで丁度良いのかもしれません。

ちょっと一服するのを忘れていた

・・・といろいろ書いては見たものの、最近思っていることは、今月は毎日仕事のことばかり考えていて全く余裕がなくなっているなぁということ。ちょっと他にも色々とやりたいことがあり詰め込みすぎてしまったので4月からはもう少し余裕も生まれるはずなのですが、それでもこのマインドは変わりそうもないのです。

そんな時に読んだのが「週末ベトナムでちょっと一服」。読んでいると、その本のタイトル通りベトナムの街角で人生の一服を楽しんでいる下川さんの姿が浮かんでくるのです。しかも実際にベトナムに住んでおり、さらに文中に出てくるバンメトートもハノイもベトナムの寝台バスも列車もどれも実際に知っているのでとても鮮明に風景が思い浮かぶのです。

ベトナムに来たのに、まるで日本にいるかのように毎日を過ごしていていいのだろうかと考えてしまいました。もっと余裕を持ってこの街を見てみるともっと多くの発見があってしかるべきだし、この国の文化、歴史、言語、もっともっと知りたいことはある音に全て後回しになっていて目の前の仕事に追われている現状はどうなのだろう、もちろん仕事はとても楽しく、楽しいからずっと考えているという面もあるのですがせめて今日みたいに本を読む時間くらい作ってもいいんじゃないのかと思ってしまったのです。もともと読書の習慣はあまりないのですが、それにしても読みたいと思って日本から持ってきた本は積まれたまま放置されること数ヶ月、もう埃をかぶってしまいました。

コーヒー農園を巡って美味しいコーヒーを探す旅に出たり、まだ行ったことのない街までバイクを走らせてみたり、やりたいことはどんどん増える一方でこのリストにももう埃が積もっているのではないのかと思うほど何もしていない最近。もちろん市内に新しくオープンしたレストランに行ったり、行ったことのないカフェに行ったり、そういうことはしているものの行って結局仕事の話をしたりパソコンを開いて作業したりとやっていることは何も変わらない毎日。それこそぼーっと路上でコーヒーを飲みながら行き交うバイクの群れを眺めるような、そんな時間を持っているわけではないのです。そんな時間が欲しくてホーチミンの庭園風の大型カフェに足を運んでコーヒーを飲んでみたところでなにか違う。

コーヒーブレイク

コーヒーブレイク

生きていくためには仕事は必要、それはその通りだし、いくらベトナムは社会主義だといってもグローバルな資本主義経済に組み込まれており、しかも外国人である僕に求められることは経済活動における貢献なわけで、ビジネスが重要であるという事実は変えようがないことです。今の世界でやりたいことをして生きていくにもビジネスにおける成功は必要不可欠なのでしょう。それは頭でわかっていたとしても、四六時中仕事のことなんて考えているのはなんとなく違うと思ってしまい、さらにはこういう本を読んでやはりふらっと時間を気にしない旅行をしながら生きていきたいという思いもよぎるのです。

思えば最近も旅行に行くことはあれど、目的地を決めてしまっていてスケジュールも決めてしまっていて、遊びが全くない旅行だったりするわけで、それもそれで楽しいけれどもなにか違うなと。今やってる仕事はとても楽しいし、やりたいことも色々とあるし、もっともっとやらなきゃいけないという思いもあるけれども、それだけというのもなにか違うなと。

書いているうちに迷走していきそうなのでそろそろ終わりますが、なんだかそんな焦らなくてもいいんじゃないのと自分に言ってあげたい。でも今やりたいことがこんなにたくさんあるのに人生後70年あったとしても一生やりたいことはやりきれないんだろうなぁとか思ってしまうともっともっと毎日の密度を上げたい、スピードアップしたいとも思ってしまう。欲張りすぎるんですよね、きっと。

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