「今日一日、気づくと何もできなかったなー・・」
「あれ、気づいたらもう昼か・・・」
そんな日ってありませんか?
毎日をもっと濃密に過ごしたい、そう願っていてもなかなか実行に移すのは難しいものです。
朝早起きした日に限って「まだ時間がある」と思ってしまい、気づくと夕方になってから今日やろうと思ったことが半分も残っている、なんて言うことが私もよくありました。
せっかく早起きしたり、仕事を早く終えて時間ができたのに、いつもと同じようなことしかできなかった・・・。
と後悔しても、また繰り返してしまいます。
そんな「もったいない!」事態にならないために、カレンダーにちょっと書き込むだけで毎日を充実して生きるコツをお伝えします。
明日から、一日の使い方が変わりますよ!
サクッと読める目次
カレンダーに○○を入れよう
一日一日を大事に過ごすためには、毎日毎日、今に意識を向けることが重要です。
マインドフルネスという考え方とも共通するのですが「今」に集中することで毎日、毎分、毎秒が充実すると言われています。
これはあのグーグルが社内研修としても取り入れているように、脳の働きなどからも説明ができる確かなことです。
ただ、今に意識を向ける?ってよくわからないですよね。
毎秒毎秒、今を生きようと思ってもどうすれば良いのかわからないですし、簡単ではありません。
しかし、それを簡単に意識できるようになる方法があります。
そのためにカレンダーに「今日はなんの日」というのを入れておくことで毎日に意識を向けることができるのです。
といっても「29日は肉の日」とか入れればよいというわけではありません。
(肉業界の方々には有効ですが・・・食べに行きたくなりますよね。笑)
そこでおすすめするのが「暦」です。
手帳のカレンダーをよく見ると「大安」「仏滅」などが書かれていますが、暦というものはそれだけではありません。
細かく挙げてしまえばきりがないのですが、
- 一粒万倍日
- 天赦日
- 不成就日
この3つは自分のカレンダーに書き込んでおいて損はないでしょう。
それぞれの日が何を表していて、どう注意していけばよいのかを解説していきますね。
一粒万倍日
一粒万倍日は何を始めるにも素晴らしい日とされています。
新しい取り組みを始めたり、新しい服をおろしたり、大きな買い物をしたり、何かを始めるとそれが1万倍になって返ってくるという、「超吉日」です。
ただし、借金などをするとその苦労が「1万倍」になるという話もあるので、何かを借りるのはやめたほうが良さそうです。
自分の力(お金)で何かを始める!
これから大きくしたいものを始める!
そのために活用していきたいのが一粒万倍日です。
天赦日
天赦日は名前のとおり、天(神様)が赦しを与えてくれる日です。
今まで何らかの理由で躊躇していたことや、心に秘めていたことを始めるにあたって暦上では最も良い日とされています。
天がすべての罪を赦し、これからの可能性を赦してくれるというイメージでしょうか。
結婚や開業、引っ越しなど大きく人生が変わる一歩を踏み出したり、
今までずっと躊躇していたことをやる、
そんなことにおすすめなのが天赦日です。
年に5~6回しかないため、かなり貴重な吉日です。
不成就日
不成就日はその名の通り、成就しない日という凶日です。
しかも、ほぼ毎週やってくるので注意が必要です。
何をやってもうまく行かない日、とされているので人生の大きなイベントをここに入れるのは可能な限り避けましょう。
ただ「そんな運命に左右されないくらい、自分の力で切り開いていく!」と力強く行動すれば運命に勝つこともできます。
こういう日は自分の気や志を強く持ち、負けないように気概を持って過ごすのがおすすめです。
その他の日:大安、寅、巳
あまりたくさんのことを覚えようと思っても難しく、暦の専門家を目指すわけでもないのでまずは今まで紹介した3つを意識すれば十分だと考えていますが、よく言われている「大安」「寅の日」「巳の日」についてもかんたんに開設します。
大安は皆さんご存知の、何事においても吉とされている日です。
寅の日は、旅立ちに良い日です。
旅行や転居、転職などの「本来の意味での旅立ち」「人生の旅立ち」や、お金の循環を始めるという意味で未来のためにお金を使う「お金の旅立ち」に向いている日とされています。
旅というものはいつかは戻ってくるもの、そういう意味で結婚や葬儀には不向きともされています。
巳の日は金運の良い日です。
投資を始めたり、お財布を新調したり、お金にまつわる神様に参拝するなど、金運や財産に関することを行うのに良い日とされています。
暦に踊らされないことが一番大事
「一粒万倍日」「天赦日」「不成就日」についてそれぞれの意味を解説しましたが、いちばん大事なことは「暦に踊らされないこと」です。
もちろん、物事を契約するにあたって吉日を選んだり、凶日を避けることはどんどんやっていくとよいのですが、どうしても思い通りに予定を立てられないときも多くあるでしょう。
そんなときに
「吉日に予定を入れられなかったからだめだ・・・」
「今日は凶日だから何をやっても仕方ない・・・」
と思ってしまう方もいるのですが、それは暦の正しい活かし方ではありません。
吉日と凶日に臨む考え方
もし暦がそんな考え方で使うものであれば、昔の人は毎日を吉日として設定したはずです。
わざわざ凶日を設ける意味なんてないように思いますよね。
どうして凶日なんて言うものがあるのか、それは毎日にメリハリを付けて物事に真摯に取り組むためにあると考えることもできます。
毎日カレンダーを眺めて、今日が吉日だと思ったとき、
「今日は良い日だから、きっとうまくいく。どんどん挑戦していこう!」
と前向きに取り組んでいくことが、その日を生きることに繋がります。
逆に、凶日には
「今日は注意しないとうまく行かないかも知れない。運気が悪いことの影響を受けないように、しっかりと注意して進んでいこう」
と、一つ一つのことを確実に行うことで悪い運気に流されないように自分を律していこうとする姿勢で取り組むことがおすすめです。
ここまで解説しておいて、これを言ってしまっては元も子もないのですが
「良い日も悪い日もない」
という話もあります。
仏滅の日は交通事故が少ない、とか聞いたことないですよね。
禅の言葉に「日日是好日」という言葉があります。
「にちにちこれこうにち」と読むらしいのですが、大事なのは読み方ではなく、
毎日毎日が良い日だと思って過ごすこと
毎日毎日が良い日になるように過ごすこと
なのではないでしょうか。
自ら切り開く意思を持ってうまく扱おう
吉日と凶日が重なる日の解釈は人により様々ですが、暦というものは全て「向かい風」や「追い風」のようなものです。
短距離走の日に向かい風が吹いているからと言って、勝負を避ける人がいないように、暦や運命というものをどう味方にして生きていくのかを決めるのは最終的には私達自身が自由に行うこと。
そのために必要なことは、自らの意思や志。
それをうまくサポートしてくれるものが暦という存在です。
暦というものは、うまく活用して毎日にメリハリを持って臨むことで、一日一日を大事にして過ごしていくことができる「一つの考え方」だと私は思っています。
実はこの記事を書き始めた日は「不成就日」です。
それでも、この記事を読むことによって少しでも何かが好転する人がいるから届けたい、そういう思いで向かい風に負けずにキーボードを叩いています。
この記事の意図がしっかりと伝わるように、ものすごく注意をしながら丁寧に書いています。
そうすることで、結果的に「読んでくれた方の人生が1ミリでも好転してくれるように」という私の願いが届くと信じています。
そう思うだけで、とても丁寧に記事を書くことができたと思うのです。
今すぐ、手帳に暦を書き込もう!
暦なんて信じても意味ないよ、そう思っている方も多いのかも知れません。私もそういう時期がありました。
しかし、うまく使っていくことで毎日を大切に生きることができるようになる一つのつーつだと考えることもできるのではないでしょうか。
暦を以前から大切にしていた方も、暦に踊らされずに「日々是好日」にしていくことができるのではないでしょうか。
そのために、今すぐに手帳に「一粒万倍日」「天赦日」「不成就日」を書き込んでみましょう。
たった数分の作業で、今後1年間の毎日が充実するなんて素敵ですよね。