東アジア有数の空港である韓国の仁川国際空港。
ソウル特別市の隣の仁川広域市に位置している、ソウルへの窓口となる大型空港です。
日本の東京における成田空港のようなですね。
実はこの仁川国際空港、世界の空港ランキングでは何年も1位を取ったことがある実力のある空港です。
2018年はシンガポールのチャンギ国際空港に抜かれて2位となっており、2019年は東京国際(羽田)空港が2位となり、3位になりましたがそれでも現在世界3位の素晴らしい空港。
2018年1月、この空港に第2ターミナルがオープンし、その世界トップクラスの空港の最新ターミナルの様子を見てきました。
サクッと読める目次
仁川国際空港第2ターミナルって?
仁川国際空港第2ターミナルは2018年1月に開業し、現在は大韓航空を始めとしたスカイチーム加盟航空会社が第2ターミナルに移転しています。
空港鉄道A'REXにも第2ターミナル駅が開業しており、第1ターミナルから10分で移動可能です。
ターミナル間移動は、滑走路の端から反対側の端に移動する位の距離になるので結構時間がかかるので要注意。
ターミナルの中はさすがは新しいターミナル、とてもきれいで広くて開放的です。
制限エリアは第1ターミナルとはつながっていないので、スカイチーム航空会社利用者以外は第2ターミナルの制限エリアには入ることが出来ません。
スカイチームエリートプラスの場合はプライオリティチェックインが利用可能
カウンターのA列が、スカイチームエリートプラス(又は大韓航空モーニングカームプレミアムクラブ)専用のカウンターになっています。
その他のカウンターも、半分ほどが大韓航空のカウンターとなっており、会員/非会員や無人カウンター、北米専用カウンターなどがあります。
専用チェックインカウンターにはソファーも完備
専用チェックインカウンターの入り口はとても高級感があって「入場資格が違ったらどうしよう」と一瞬立ち止まって確認をしてしまいました。
スカイチームエリートプラス会員の場合は利用可能です。(エリート会員の場合は利用できません)
エリートプラス、と伝えて中には入ると、意外にも普通のチェックインカウンターが並んでいました。
後ろにはソファーが並んでおり、子供など同行者を待たせている方もいたようです。
待ち時間が殆ど無いので、ソファーを使うこともなさそうですが。
通常のチェックインカウンターも自動化されておりスムーズ
プライオリティではない、通常のカウンターもあまり並んでなさそうだなと思ってみてみると、自動化カウンターでチェックインも荷物の預け入れも無人でできるようです。
旅慣れた人はこちらのカウンターを利用するのでカウンターが混まないのですね。
日本の空港ではまだ国際線の荷物を自動で預け入れられないと思うのですが、最新のものをどんどん導入していくのが韓国のスタイルなのでしょう。
案内の係員も配置されているようなので、仁川国際空港第2ターミナルから大韓航空に登場するときは無人チェックイン・預け入れに挑戦してみても良いかもしれません。
大韓航空のモーニングカームプレミアムクラブになるには?
ちなみに、大韓航空の上級会員制度は日本の航空会社とはかなり違っており、スカイチームエリートプラス会員が付与されるモーニングカームプレミアムクラブになるための条件が
「50万ライフタイムマイル」
となっています。
会員制度も一生モノだそうなのですが、生半可な修行ではたどり着けないですね・・・。
とても広い大韓航空ラウンジはプライオリティパスのラウンジと使い分けたい
仁川国際空港第2ターミナルにはラウンジがいくつかあるのですが、航空会社ラウンジは大韓航空ラウンジただ一つ。
ラウンジの序列として「航空会社ラウンジ」≧「プライオリティパスラウンジ(有料ラウンジ)」≧「カードラウンジ(有料ラウンジ)」となっているので、スカイチームエリートプラス会員や大韓航空のビジネスクラス・ファーストクラスに搭乗するのであればまず大韓航空ラウンジに足を運ぶと思います。
プライオリティパスで入室できるラウンジとはちょっとキャラが違うラウンジなので、詳しくレビューしていきます。
第2ターミナル唯一の「航空会社ラウンジ」
大韓航空は第2ターミナル唯一の航空会社ラウンジで、エントランスも、中のスペースもかなり広いラウンジです。
窓際には電源のあるカウンター席が並んでいます。
中央にはハイテーブルのカウンターで、こちらも電源付き。
壁に囲まれたお一人用ソファー席があり、幅広で荷物も置けて座り心地が良かったです。
実はこの肘掛け、開くことができるのです。
開けると、中から電源とUSB充電ポートがありました。
充電したまま閉じてしまうと忘れ物をしそうなので、私はケーブルを外に出して充電していました。
それ以外の席はソファー席がたくさん並んでいるのですが、人が多くてあいている席を見つけるのが大変でした。
本格的なバーカウンターでアルコール飲み放題
バーカウンターにはバーテンダーがおり、ちょうどワインボトルを開けていました。
リキュールやドラフトビールのタップ、ナッツ類もあります。
写真には写っていないのですがこのカウンターにも座席があるのでお酒が好きな方はバーカウンターで飲むのも良いと思います。
食事コーナーも広くてとても見やすい
食事コーナーもとても広く取られています。
メニューの数が多いのかな?と思ったのですが、どうやらほとんどの食事カウンターがオモテとウラに同じメニューをおいているのでメニューが特別多いわけではありませんでした。
食事を取りわける列もなく、混雑はあまりありませんでした。
サラダやマカロニ。
サンドイッチ。奥にあるのが「プルコギ」サンドイッチ。
温かいご飯はチャーハンやチキン、ポークなどがありました。
美味しいのですが「ザ・韓国料理」というものがありません。
パンやチーズ。
マフィンやケーキ。
ドリンクコーナーも見て行きましょう
ビールサーバー。
自動で傾けて注いでくれるサーバーです。
ちなみに、同じターミナルの他のラウンジには「下から注ぐ」という驚きのビールサーバーがあります。
コーヒーマシーン。
もう一つのコーヒーマシーンはメンテナンス中でした。
フルーツジュース。
コカコーラとスプライト。
冷蔵庫には何故か牛乳と水。
缶ジュースはありませんでした。
カップ麺は辛ラーメンともう1種類の2つがありました。
他のラウンジも2種類のカップラーメンが置かれているのは、やはり韓国はカップ麺文化だからなのでしょうか。
カップ麺、たまに食べたくなるので日本の航空会社ラウンジにもラーメンの有名店シリーズとかおいてほしいです。笑
最後に、ティーバッグ。
ホットミールのところがわかりにくかったので、取ってきました。
サンドイッチはプルコギサンドイッチです。
もっと「ザ・韓国料理」がほしかったのですが、利用者が外国人が少なく、韓国人が多いということもあり、ベタなものはおいていないのでしょうか。
トイレ、シャワーや大画面スクリーンなどの設備もキレイで充実している
ラウンジの設備はさすがは航空会社ラウンジ、とても充実していました。
こちらはLG製の4Kの大型スクリーンだそうです。
韓国の野球中継が映し出されていました。
こちらはロッカー。ラウンジ内にキャリーケースや大きめのカバンを持っていかなくても済みます。
もちろん、シャワーもあり、声を掛けるとタオルを渡されて利用できるようでした。
【参考】第2ターミナルにあるその他のラウンジ
ちなみに、仁川国際空港の第2ターミナルには全部で5つのラウンジ(と、クレジットカードで無料ドリンクがもらえるカフェ)があります。
そのうち、1つのラウンジは韓国のクレジットカードなどが必要なようなので入室方法がわからないのですが、プライオリティパスで利用できるラウンジが3つあるので、プライオリティパスも持っているのであればこちらのラウンジに行く手もあります。
詳しくは別の記事で詳しく書きますが、こちらにはビビンバ・プルコギ・トッポギのような韓国料理が揃っていますよ。
機内でプルコギに出会えた
もちろん「スカイチームエリートプラス会員」は優先搭乗となるので、搭乗口の行列にも巻き込まれずにスムーズに着席。
大韓航空ラウンジには韓国料理が少ないなぁ、と思っていたら、なんと機内食がプルコギでした。
大韓航空の機内食は韓国のりとチョコレーとが人気とのことなので、持ち帰って家族で美味しくいただきました。
最近国際線に乗るときはマイルでビジネスクラスに搭乗するか、LCCに搭乗するか、という2つが多かったので久しぶりに食事の出るエコノミークラスに乗ったなぁ、となんだか新鮮に感じました。
スカイチームエリートプラスは、実はすぐになれる!
スカイチーム加盟航空会社に搭乗する際に諸々の特典が受けられる「スカイチームエリートプラス会員」、実はクレジットカードを1つ保有するだけでなれるのです。
ワンワールドやスターアライアンスの上級会員になろうとすると「修行」と呼ばれる搭乗実績を作る必要があるのですが、なんとカードに申し込むだけ。
こんな簡単に上級会員になれるのは、スカイチームのエリートプラス会員しかありません。
もちろん、特典はワンワールドやスターアライアンスに引けを取らない素晴らしいものなので、スカイチーム加盟航空会社をよく利用する方は必須の一枚ですよ。
日本から使いやすいスカイチーム加盟航空会社は、このような会社があります。
- デルタ航空
- 大韓航空
- 中国東方航空
- 中国南方航空
- ベトナム航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- KLMオランダ航空
- エールフランス航空
もちろん、これらの航空会社に搭乗するときに世界中の素晴らしい航空会社ラウンジが使い放題になります!
そのクレジットカードの名は・・・「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」
長い長柄ですが「デルタ航空」で「アメックス」で「ゴールドカード」なカードです。
22,000マイルが獲得できる紹介キャンペーンでの入会が最もお得なので、紹介を希望する場合は「アメックス紹介フォーム」よりご連絡ください。
アメックスホルダーとして、クレジットカードの活かし方も聞いてもらえればどんどん答えます。
飛行機の移動をもっともっと楽しみになって、世界中を楽しく飛び回ると面白いですよー!