軽自動車専門の激安レンタカー「ガッツレンタカー」を利用して車中泊を体験する旅に出てみた

日本と海外を行き来していると車を買う気にはなかなかならないのですが、それでもたまに車でお出かけしたくなります。
最近、友人が車中泊生活をyoutubeなどに上げているのを見るたびに楽しそうだなぁ、と思っていたので、プチ車中泊体験をレンタカーでしてみました。

と言っても、借りるのはキャンピングカーではなく、普通の軽自動車。
これなら軽自動車専門の激安レンタカー「ガッツレンタカー」さんでかなり安く借りることができます。

まとまった時間ができたら1ヶ月借りて旅したい、そんな思いも生まれるプチ車中泊の旅でした。

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軽バンのレンタカーでのプチ車中泊体験の旅

今回借りた車はスズキ エブリイという軽バン

スズキ エブリイ

今回借りた車はスズキ エブリイ。
見るからに商用車という見た目をしている車です。
佐川急便や近くの花屋さんが使っている車、そんな車です。
見た目よりも利便性重視で借りました。

実は軽キャンパーという軽自動車のキャンピングカーのジャンルでは結構この車が使われているのです。
なぜなら、軽自動車最大の荷室を持っており、その大きさはなんと180cmの長さ!
これはベットじゃないか・・!?そう思って借りてみることにしたのでした。

ちょっと狭い運転席

運転席がギリギリまで車体の前にあり、椅子の下にエンジンが置かれているのでちょっと狭いのかな、と思いましたが「とても良い姿勢」で運転するにはちょうど良かったです。
リラックスした姿勢で運転をすることはできませんでしたが、居眠り防止にちょうどよいかも。

カーナビはタブレット

ガッツレンタカーは格安レンタカーということで料金がとても安いのですが、カーナビがなかったりします。なので、タブレットの「YAHOO! カーナビ」を使いました。無料アプリとは思えないくらい素晴らしいナビゲーションでした。

車中泊をしている様子

夜、寝るときはこの車の後ろの荷台スペースをベッドにします。

運転席から見た荷室ベッド

この旅行をしたのは夏だったので、道中のドン・キホーテで見つけた冷感シートを下に敷いてみました。
シングルベッド用の冷感シートがしっかりと敷ける大きさで、寝るには十分です。後ろから見た荷室ベッド

後ろから見るとこんな感じで、スーツケースと三脚とサイズを比べてもらえれば分かる通り、かなり広いベッドができあがっています。
ドン・キホーテの黄色い袋はゴミ箱代わりで、助手席を倒したところをテーブルとして使っていました。

今回車中泊をした場所は中央自動車道諏訪湖サービスエリア。

諏訪湖温泉

なんとここ、サービスエリアの中に温泉があってお風呂に入ることができるのです。
しかも、朝日が昇れは諏訪湖を見渡す素晴らしい景色。
建物内はWIFIが飛んでおり、しかも駐車場はとても広いので建物から遠くに止めれば照明や人の目をあまり気にせずに眠ることができました。

ただ、車中泊にはカーテンなどの目隠しがあったほうが良いですね・・・。
今回はとりあえず寝れれば良いということを考えていましたが、そう簡単ではなかったです。

助手席テーブルでご飯を食べる

ますとさばの柿の葉寿司

助手席を前に倒すとちょうど平らなテーブル状となったので、一人で食事をするには十分なスペースでした。サービスエリアでとても美味しそうなますとさばの柿の葉寿司を見つけたので、コーヒーとともにいただきます。

ますとさばの柿の葉寿司

うん、美味しい。
車中泊体験をしてみて、ゴミを捨てる場所をちゃんと作っておかないといけないことに気づきました。生ゴミは匂いもあるので、こまめに捨てないといけないですね。

道中を楽しく便利にする工夫

レンタカーでの旅を楽しくするために、一応少しは準備をしていきました。

電気関連のグッズ

特に車中泊で気になるのが電源関連。
シガーソケットを2つに分岐させて、片方にはFMトランスミッター、もう片方にはDC-ACコンバータを接続しています。

FMトランスミッターは、音楽を車のラジオに飛ばして聞く機械。
最近のカーナビはBluetoothで接続して音楽を聞いたりできるのですが、数年前はこれを使うのが主流でした。
今回のレンタカーはBluetoothどころかカーナビもなかったのでFMトランスミッターが大活躍してくれました。

最近の商品はBluetoothにも対応して、更にUSBで充電できるらしいです。
上の写真のようにケーブルがごちゃごちゃしてしまったので、次車中泊の旅をするまでには買っておこうと思っています。

そして、DC-ACコンバータは車の中でも普通のコンセントを使えるようにする便利グッズ。
上の写真ではタブレットの充電器を指していますが、パソコンでもデジカメでもなんでも充電可能です。

私が使っているものはまさにこの300W対応のもの。
正直、パソコンとタブレットだけでは300Wも使わないのですが、電気製品をギリギリで使うと壊れやすくなるのと、友人達と車にのってみんなで電源を使っても足りなくならないようにちょっと大きめを使っています。
もう10年も使っているけどまだまだ使えそうです。

そして、カーナビが付いていなかったので中央にタブレットをのせて「YAHOO!カーナビ」のアプリを起動しています。
最初はそのまま載せていたのですが、当然段差などで揺れると落ちてしまうので途中で滑り止めシートを買ってタブレットの下に敷いたら完璧に動かなくなりました。

こういうやつですね。
実は今回始めて滑り止めシートを買ったのですが、スマホを置いておくにも便利で、もっと早くかっておけばよかった・・・と一番強く思ったのがこのシートでした。

お次は車中泊ならではのベッド。

後ろから見た荷室ベッド

実はこの写真の通りベッドの大きさは申し分なかったのですが、寝心地がだめでした。

ベッドをどうするか

借りるときは平らだと思っていた荷室も、寝るとなんだかゴツゴツします。
下をめくると、でこぼこになっていました。
そこにこんな冷感シート一枚で寝ていたので、そりゃゴツゴツするわけです。

次車中泊をするのであれば、絶対に買っておこうと心に決めたのがこちら。
空気の力でゴツゴツを解消!

または、こちら。

こういうマットは8cm、できれば10cmあったほうが寝心地が良いらしく、しかも収納するとかなりコンパクトになります。
空気のあのボヨンボヨンとした感じよりは、こっちのマットのほうが本命。

窓の目隠しはどうしたものでしょう、黒いビニールの大きなゴミ袋を買って、窓に挟んだりするそうなのですがまだこれといったスマートな解決策には出会えていません。
もし1ヶ月借りるのであれば、どうせ後ろの窓を開けることはないので窓の形にボードを切って両面テープで貼っちゃおうかななんて思っています。

見た目は完全に商用車であまりかっこよくないかもしれないこの車ですが、1ヶ月借りても40,500円、1週間なら14500円とかなり手頃なので、休みが取れそうになったらこれらのグッズを買い足して旅に出ようかななんて妄想しています。

気になる燃費と走行性能は?

行きたい場所が遠かったこともあり、今回は高速道路8割ほどで931km走りました。
そして、ガソリンの給油が3回、合計70.34リットル(9,811円)。

燃費は13.2kmでした。
まぁまぁといった燃費ではないでしょうか。

ただ、実は今回借りたこの車、ギアが3速オートマチックでした。

簡単に言えばギアはたくさんある方が低速から高速までスムーズに走ることができるのですが、3速しかないともう50キロを超えたあたりからずっとトップギアなので80キロ辺りからのエンジン音がすごいことになります。

高速道路で100キロ出しているとエンジン音と振動がかなり出てくるのと、登坂車線が出てくるような道では全力でアクセルを踏んでも90キロくらいしか出ませんでした。
普段はついスピードを出してしまう・・・そんな人も90キロくらいで高速道路を走りたくなる、そんな車です。
もうちょっとパワーがあれば、というか、せめて4速オートマチックの車だったら良かったのですが、今回のレンタカー屋さんにあるこの車種は全て3速のようでした。
ゆっくり安全に行きましょう、ということですね。

ガッツレンタカーでお借りしました

ガッツレンタカー

この驚きの低価格でレンタカーを借りられるのはガッツレンタカーというレンタカー会社。
ガッツ石松さんの看板がとても目を引き、最初ウェブサイトをみたら「ちょっと怪しい・・・」と思ったのですが、低価格にこだわりながらもしっかりとしたレンタカー会社でした。

今回借りた一之江店(東京)は駅から歩いて数分と、駅前ではなく、場所もどう見ても倉庫。
看板がなければ素通りしてしまいそうなところでした。

驚きなのがその料金。

ガッツレンタカーの驚きの料金

今回借りた車はBクラスで1日3700円、1週間なら14,500円、1ヶ月なら40,500円。1ヶ月借りれば1日あたり1,350円で車が借りられるのです、これってすごくないですか!?

一番安いグレードなら2000円です。
この値段ならどんどん車を借りよう、そう思えました。

車中泊プチ体験をして思ったこと

やっぱり車の旅っていいですよね。
好きなところに、好きなだけ滞在できる。
これは電車やバスの旅ではなかなか難しいことですが、車なら自由です。

車中泊は目隠しもできず、背中もゴツゴツしていて、ちょっと残念なこともありましたが何を準備すればよいのかわかったので次はもっと楽しめそう。
疲れたら、そのまま旅館に入ればOKですもんね。

シェアエコノミーでどんどん生活が便利になっていきます。

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