札幌から朝一のフライトに乗ろうと思うと、始発がギリギリですよね。
そんなとき、空港に泊まっちゃおう!って思いませんか?
私は朝が弱いので、朝便のときはよく空港泊をするのですが、新千歳空港にはその名も「新千歳空港温泉」があり、宿泊も可能でした。
サクッと読める目次
新千歳空港温泉とは
新千歳空港温泉はその名の通り新千歳空港にある温泉で、ターミナルビルの4階にあります。
空港直結!どころか、空港の中にある温泉で、温泉と食堂はもちろん、岩盤浴やマッサージ、仮眠室も備えています。
営業時間は朝10時~翌朝9時の23時間営業。
新千歳空港ターミナルビルは全ての発着が終了した夜10時頃にはクローズするのですが、この温泉は空港内で唯一夜を越せる場所なのです。
入館料は入浴料・浴衣・バスタオル・タオル館内利用料金のセットで1500円。
さらに深夜1時以降の滞在の場合は1500円の深夜料金(朝食付き)が追加されるため、夜を越す場合は3000円です。
温泉入り放題で、しかも飛行機の始発に絶対に遅れないということで、朝便を利用するときに便利でした。
札幌駅から新千歳空港温泉へ
JR札幌駅から新千歳空港へは快速エアポートで1070円、37分。
新千歳空港温泉は満員になると入場制限をすることもあるそうなので、札幌での予定が終わってからすぐに空港に向かいました。
19:50発の快速エアポートに乗って、20:27分に新千歳空港に到着です。
520円を追加するとUシートという指定席に座れるのですが、普通席でもなんとか座ることができました。
通勤路線としても使われているようで、札幌駅では満席だったのが空港につく頃には乗客は私だけになっていました。
※すすきのエリアからは直行バスも出ているのですが、こちらは6~70分かかります。
新千歳空港温泉で一晩を明かす
新千歳空港温泉で快適な一晩を過ごすことができました。
その様子をレポートします!
受付でチェックイン
入り口の扉を抜けると、すぐに靴を脱ぎ、館内は全て裸足で過ごします。
入った瞬間に「え、ここ空港?」となること間違いなしの和風のエントランス。
奥の受付でチェックインをします。
すでに夜9時だったこともあり、深夜料金を合わせた3000円を支払いました。
バーコード付きのリストバンド・ロッカーキーを受け取ります。
館内での支払はすべてリストバンドを使って行うことができるので現金はロッカーに入れておきましょう。
ドリンクは飲み放題だが・・・
アカスリの受付があり、奥に女湯・男湯の入り口があります。
外国人観光客の姿も見かけましたが、日本語しか無いので間違えて入っちゃう人がいないのかとちょっと不安になります。
館内のフリースペースには無料のドリンクマシーンがあります。
お風呂上がりってとても喉が渇くのでこういうのは本当に嬉しいですよね。
長時間お風呂とサウナに入ってから、ほうじ茶とコーヒーを2,3倍ずついただいてしまいました。
と、ドリンクは飲み放題なのですが、注意書きをよく読むと・・・
館内のコンセントのご利用はご遠慮いただいております。
という一言。
このIT全盛期に、そりゃ無いよ。
ここだけは、がっかりポイントです。
食堂で夕食をいただく
夕食がまだだったので食堂に行ってみます。
実は空港ターミナルで食べようと思っていたのですが、21時ともなるとほとんどのお店が閉まっていて食べることができなかったのでした。
夕食メニューは21時半までなので要注意。
その後、30分のオーダー休止時間があり、22時からはおつまみを中心とした夜食メニューになります。
なんとか滑り込んで注文することができました。
北海道らしさを味わおうと、海鮮丼を注文。
まさかこんなところで海鮮丼を食べるとは思っても見なかったのですが、札幌の街中では味噌ラーメンやスープカレーばかり食べていたので帰る前に食べておきたかった・・・!
なんだか普通の食堂なのですが、ここはしっかり北海道。
お腹が空いていたので一瞬で食べてしまいました。。
温泉に入浴!
いざ、温泉に入浴!
脱衣所にはフェイスタオルが備え付けられていて、使い放題でした。
さすがに脱衣所や温泉の中は撮影できないので、公式サイトの画像で紹介します。
サウナにはテレビがあるし、温泉は内風呂と露天風呂があって最高でした。
露天風呂は北海道の氷点下の寒さの中で温かいお湯に入ることができ、長~く入っていられそうです。
仮眠室でぐっすり
お腹もいっぱいに鳴って、お風呂でほっこりしたところで仮眠室、、もとい、リラックスルームで寝るとしましょう。
男女共用の部屋と女性専用の部屋がありました。
そーっと扉をあけて中に入ると、、
旧型ビジネスクラスのようなシートが並んでいます。
フルフラットにはならないのですが、十分休めそうです。
後ろを振り返ると、本棚に大量の漫画がありました。
ここでダラダラ漫画を読むのもいい過ごし方だなーと思いつつ、眠たいのでスルーして寝ることにします。
見れば見るほどビジネスクラスに見えてきます。
デカイ液晶ディスプレーではテレビを見ることができ、なんだか車載用テレビのようです。
横に取り付けられたドリンクホルダーはバスのものとにていて、ビジネスクラスの設備と同じなのにちょっと安っぽく見えるから不思議です。笑
ちなみにここからグイッとリクライニングをすることができ、フードの部分は前に降ろして顔のところだけ暗くすることができます。
ブランケットも使い放題で、結構至れり尽くせりの仮眠室。
結局ここで朝までぐっすり眠りました。
眠れなかったら食堂の座敷スペースでアイマスクをして寝ようかなと考えていたのですが、その心配はありませんでした。
無料の朝食をいただく
深夜料金の1500円には朝食が含まれており、朝になるとビュッフェを頂くことができます。
こちらが朝食ビュッフェ。
一通り取ってきました。
和風の朝食の中にクロワッサンを入れてしまったのでなんとも不思議な絵になってしまいました。
ビジネスホテルの朝食といった感じで悪くはなかったです。
ドリンクマシーンからコーヒーやお茶を頂くこともできます。
朝ごはんも食べたところで、温泉を出て搭乗口に向かいます。夕食代金はチェックアウト時に支払いました。
ターミナル内ということもあって、20分後にはANAのラウンジにいました。
この近さが、最高ですね。
新千歳空港温泉は翌朝早いときに最高!
新千歳空港温泉は翌朝が早いフライトのときは本当に最高でした。
ホテルに泊まって、朝早く起きて始発で空港に向かうくらいなら、新千歳空港温泉の仮眠室で寝たほうがいいのではないでしょうか。
朝便でなくとも、空港に温泉があって搭乗前に入れるのって嬉しいですよね。