9年前の自分が思い描いたキャリアがどうなったのかを振り返ってみると驚く結果だった

先日、とある勉強会の合宿に参加してきました。
コロナの影響で座席をかなり離して、そして懇親会はフェイスシールド付きでしたがやはりリアルは良いものです。
9年前、ベトナムに行く直前までここで1年間学んでいて、今回は卒業生ということで参加させていただくことができました。

プログラムの中で「キャリアプラン発表」というものがあり、皆さん発表されていたのですが、ふと「そういえば自分も前にやったはず」と思いだして、昔のファイルを見てみました。

さて、9年前の私が書いたキャリアプランを見てみると、数年後に達成したい目標は書いた1年以内に全て実現していて、10年後に達成したいことは、もうすでに実現していました。
更にその先に長期的に達成したいこと、として書いてあったことを、今まさに取り組んでいたのです。

これは自分でも驚きました。
やると決めたら勝手に実現する方向に行くというのはどうやら本当なんですね。

そして、目指したい方向性は9年前と大きく変わっていないことにも驚きました。
キャリアプランを作る上でキャリア・アンカーをベースにしていたようなのですが、最近の私のキャリア・アンカーは社会貢献・ライフスタイルなんですよね。
しかし、どう考えても当時は全く違うものがより上位にきていたと思うので、これまでの9年間で色々と変わってきたような気もしていたのです。
それでも方向性がずっと同じだったのはやはりいつまでも私は私ということですね。

力がなく、中身もスカスカで、理想と現実のギャップに圧倒されながらももがいていた、そんな9年前の自分を思い出したいい機会になりました。
色々できることは増えましたが、あのときのハングリー精神は今あるのだろうか、と考えてしまいます。

ちなみにこの勉強会は「稼げる!プロコン育成塾」という名前の東京都中小企業診断士協会中央支部のマスターコース(勉強会)です。
稼げる!と書かれていますが、それはお金儲けをする、という意味ではなく、社会の役に立ちきちんと価値を発揮して、きちんと頂く、ということだと思います。
塾長の鴨志田先生には卒業後もお世話になりましたし、当時の学びが今の自分に(意識しているかはおいておいて)活きていると思っています。

土浦駅前のマロウド筑波

写真は合宿会場。
霞ヶ浦から登る朝日が美しかったです。

9年前の私にもし伝えられることがあるとすると「やりたいと願っていたことは思いのほか早く叶うから安心して頑張っていこう」という言葉でしょうか。
そして、同じ言葉を9年未来の私から今の私にもかけられるのでしょう。

目まぐるしい日々の中で走っている時は変化に気づかないけれども、振り返るとぜんぜん違う場所に立っている、人生ってそういうものなのかもしれないですね。
9年前の私が書いたキャリアプランを見て、そのスピード感、距離感が驚くほど違うことに気づくことができました。

でも、考えてみれば人間ってそのくらいのスピードで変わっていくのかもしれないですね。
初めて九九を覚えた9歳の時に、まさか自分が9年後に微分積分を使うようになるなんて想像もできないでしょう。
ということは、これから数年後の目標もきっと気づいたら達成していくのかもしれません。
方向だけ、定めておけば。

寒くなる前は国境が開いたらベトナムに帰るのかな、今の日本滞在は一時的なのかなと思っていた私もそろそろ観念してある程度長期的に日本に拠点を置くことにしようと思うようになってきました。
そうなると、テンポラリーの仕事ではなくちゃんと取り組む仕事を作っていかなければなりません。
一時的という状況は未来のことを考えずに済んでいたのですが、そうも行かなくなってきました。

自分に嘘をつかずに大事にしたいことを大事にして生きていく、そんな人が増やせるような仕事を引き続きしていきたいので、そんな感じのキャリアプランを頭の片隅に入れていこうと思いました。

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