ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港の国内線ターミナルには2つのラウンジがあります。
- ベトナム航空専用ラウンジ
- ベトナム航空利用者からプライオリティパス利用者までが使えるラウンジ。
今回は後者のプライオリティパスでも利用できるラウンジ「Le Saigonnais(SASCO Business Lounge)」を紹介します!
※同名のラウンジが国際線ターミナルにもありますが、この記事で紹介するものは国内線のラウンジです。
ベトナムの空港ラウンジは国内線であっても食事や、お酒(ワイン・ビール)が飲み放題となっており、私が知る限りではここがプライオリティパスで利用できる国内線の最強ラウンジではないかと思うほど、素晴らしいラウンジなのです。
サクッと読める目次
タンソンニャット国際空港の国内線ラウンジの利用資格
このラウンジの利用資格は入口に掲示されているとおり、航空会社の上級ステータスからプライオリティパスまで様々です。
ベトナム航空の上級会員である
ベトナム航空の上級会員(ゴールド又はプラチナ)でベトナム航空便利用の場合はラウンジに入ることができます。
ベトナム航空の利用が多い場合は、クレジットカードを持つだけでベトナム航空の上級会員になれる「ベトナムエアラインズカード」を持つのも手ですね。
ちなみに、ベトナム航空はスカイチームに加盟していますが、なぜかスカイチームエリートプラスを持っていても国内線のラウンジは入れてもらえないので要注意です。
国際線利用時、及び、国際線からの乗り継ぎの国内線利用時は利用可能です。
プライオリティパスを持っている
世界中の空港ラウンジに入れるようになる素晴らしいカード「プライオリティパス」でもこのラウンジを利用することができます。
先日、ジェットスター・パシフィック便を利用した際にプライオリティパスでラウンジに入室しました。
ただ、実はこのラウンジではベトナム航空以外のフライトについてはラウンジ内でのアナウンスを行っておらず、受付の係員にも「ジェットスターはアナウンスをしないので、出発時間に気をつけてね」と案内されました。
ビジネスクラスの利用である
もちろん、ビジネスクラスの利用でラウンジが利用できます。というか、これが本来のラウンジの使い方。
ベトナムのベトナム航空、ベトジェットエア、バンブー航空にはビジネスクラスの設定があるので、そのチケットを持っている場合ももちろんラウンジを利用できます。
これが国内線ラウンジ!?充実のラウンジ内を紹介
このラウンジ、雰囲気も食事も設備もかなりレベルの高いラウンジです。
国際線ラウンジと言われても信じてしまう、素晴らしい空間を紹介していきます。
ベトナム料理の宝庫
ラウンジの中央にある食事カウンターにはベトナム料理が並んでいます。
揚げ春巻き、フォー、バインミーなどベトナムにいるとつい食べたくなるような美味しいベトナム料理の数々をラウンジで味わえるのです。
国内線ラウンジとは思えないような豊富な品数がなんだか嬉しくなります。
手前が軽食コーナーで、揚げ春巻きや米粉を使った料理、巻きずし、ゆで卵、コールドカットが並んでいます。
写真には映ってないのですが、更に奥にはスイカやグァバなどのフルーツも並んでいます。
温かいご飯はチャーハンやビーフシチュー、チキンなどが並んでいました。
ベトナムのおかゆがある日もあり、私の友人は見つけると毎回食べています。
こちらはベトナムならではの「フォー」。
積まれている器の中に麺と具材が入っているので、スープをかければ完成です。
スープを掛けた様子。
美味しそうな香りが漂ってきます。
ライムや塩コショウ、チリ、チリソースなどの付け合せはお好みで麺に入れるようです。
シンプルな薄味が好みなので入れたことはないのですが、ベトナム人の方などを見ていると結構ガツガツ入れています。
なお、この麺料理は日によって麺の種類が変わるようで、他の麺だったこともありました。
この写真は別の日の写真で、バンカンと呼ばれるタピオカ麺でした。
こんな感じでベトナム料理のバインミーや揚げ春巻きと、チャーハン、チキン、シュウマイなど美味しい食べ物が並びました!
コーヒーだけ美味しくないのが残念なのですが、フルーツジュースも美味しくて満足です。
私は上の写真にある肉と人参を煮込んだビーフシチューが好きで、ベトナムのラウンジに行くと大体食べています。
ダナンの国際線ラウンジでもこればかり食べていました。笑
もちろん、ベトナムらしい麺料理もあります。
ビールやワイン、フルーツジュースなど豊富なドリンク
ドリンクコーナーを見ていきましょう。
冷蔵庫の中にはベトナムのビールである333(バーバーバー)とサイゴンスペシャルが入っています。
個人的に一押しなのが、左下に入っているフルーツジュース。
どれを飲んでも本当に美味しいので、是非見つけたら飲んでみてください。
ペプシコーラやセブンアップの隣にはワインも置かれています。
水、グレープジュース、パイナップルジュース、アップルジュース、コーヒー、ティー。
ティーバッグにお湯とコーヒーマシーン。
このコーヒーが「ベトナムコーヒー」なので普通のコーヒーだと思って飲むとちょっとがっかりします。
ベトナムコーヒーではないコーヒーも置いてほしいのですが、ここはベトナムだから仕方ないのでしょうか。
なので、ここでは練乳をたっぷり入れてベトナムコーヒーにするか、フルーツジュースやワイン、ビールを楽しむのがおすすめです。
落ち着ける空間とマッサージチェア
ラウンジの中は机の間隔も広く落ち着けるようになっています。
緑が多いエリア。このエリア、食事スペースからはちょっと遠いものの、静かでお気に入りのエリアです。
食事エリアの奥には4人がけの大きなテーブルが並んでおり、ガッツリ食べたいときや大人数のときはそちらへ。
お手洗いの前にこのような籐の椅子のスペースがあるのですが、この写真右奥にマッサージチェアが1個あります。
あまり存在を知られていないのか、空いていることが多いです。
シャワーはないが、歯ブラシはある
このラウンジ、シャワーはありません。
一番長いフライトでも2時間という国内線ラウンジだからでしょうか。
お手洗いには歯ブラシやブラシ、カミソリが置かれています。
電源・WIFI完備
ラウンジ内はもちろんWIFI完備。
各テーブルにWIFIのパスワードがはられているので、それを使います。
空港のWIFIももちろんあるのですが、ちょっと不安定で途切れたりするのでラウンジの安定高速WIFIは嬉しいです。
電源は一部の壁面に付いており、日本のコンセントが差し込める形状になっています。
すべての席についているわけではないので、電源を使用したい場合は電源の近くの席を確保しましょう。
ベトナムによく行くのであればベトナムのラウンジを使えるようになろう!
ベトナムのラウンジは国内線でも食事やお酒が食べ・飲み放題の素晴らしいラウンジです。
ベトナムによく行くようであれば、ラウンジを使えるようになるのがオススメ。
プライオリティパスは持っておくだけで空港での楽しみが一気に増えるので、飛行機好きであれば持つべき1枚です。