投資初心者必見!インデックスファンドとアクティブファンドの違いを知ろう

投資信託などのファンドの分類として、

  • インデックスファンド
  • アクティブファンド

の2つがあることをご存知ですか?

投資をある程度やっている方の中でも違いを正しく理解している人が少ないのですが、この2つをしっかりと知っておくことはファンド選びを行う際にとても重要です。

サクッと読める目次

インデックスファンドとは

インデックスファンドは「インデックス」に連動することを目指して作られているファンドです。

インデックスは日本語で指標とも言われており、身近なところでいえば「日経平均株価」があります。

日本とアメリカの主要インデックスを見ても以下の通り沢山のインデックスがあります。

日本と米国の主要インデックス(指標)
日経平均株価:日本企業を代表する225社
TOPIX:東証1部上場の全銘柄(1000社超)
S&P 500:米国企業を代表する500社
ダウ平均:米国企業を代表する39社
NASDAQ:米新興市場NASDAQ上場の全銘柄

その他にも、業種別のインデックスや新興市場のインデックス、最近では香港証券取引所や上海証券取引所のインデックスもよく見るようになってきました。

これらのように、ある程度の個別のファンドの平均したインデックス(指標)があり、それに連動するように作られているファンドがインデックスファンドです。

インデックスファンドは、公表されているそのインデックスの組み込み比率と同じように個別商品を買っていけば良いので、まともな運用会社のインデックスファンドであればインデックスと大きく違わない動きをします。

また、組み込み比率などのファンド組成もインデックスに準拠するということは、高給取りの敏腕トレーダーがいなくてもファンド運用ができ、運用手数料が低くなるのも特徴です。

アクティブファンドとは

アクティブファンドとは、インデックスを上回ることを目標に作られているファンドです。

あくまでも上回ることを「目標」にしているファンドであり、必ずしもインデックスを上回るわけではありません。

アクティブファンとは、ファンドマネージャーと呼ばれるファンドの運用者により様々な運用方針がありますが、例えば以下のように分類することができます。

アクティブファンドの分類例
バリュー投資:株価に対して割安な銘柄を選定して購入する
グロース投資:成長が期待される銘柄を選定して購入する

この他にも、小型株メインのファンドと大型株メインのファンドと分けることもできますし、投資先が日本か海外か新興国かという分類もできます。

アクティブファンドの目標通り、インデックスを上回る投資成績が出るのであればインデックスファンドなんて誰も買わなくなるはずなのですが、実際問題として、インデックスよりもパフォーマンス(成績)の出ていないアクティブファンドのほうが多いのです。

世界の頭脳を集結した投資のプロ集団でも、平均を常に超えることがはできないというのが、投資の難しさを物語っていますね。

アクティブファンドはインデックスファンドに比べてファンドの運用にコストがかかるため、運用手数料も高めに設定されています。

守りの投資術ではインデックスファンドをメインにするべし

当サイトが提唱している資産と未来を守る「守りの投資術」では、インデックスファンドをメインにすることを推奨しています。

守りの投資術の全貌はこちら↓

その理由は大きく分けて2点あります。

理由1:運用手数料も考えるとインデックスファンドのほうが利回りが良い可能性が高い。

1つ目の理由は、インデックスファンドのほうが安定しているということ。

投資はギャンブルではありません。

ハイリスク・ハイリターンの投資で一攫千金を狙うような投資をしたいのであればアクティブファンドを保有するのもありですが、当たり外れが大きすぎる上に、期待値はインデックスファンドのほうが高いと考えています。

特に運用手数料の違いが大きく、インデックスファンドとアクティブファンドでは2~3%の手数料の差が出ます。

そうしたときに、その手数料を上回るほどパフォーマンスの高いアクティブファンドはなかなかないのが現実です。

※一部の人のみが買えるような商品は驚くほどフォーマンスをだすものもあるようですが、世界トップクラスの富裕層でもない限りそのような商品が来ることはまずありません。もしあったとして、99.9%詐欺です。

理由2:アクティブファンドはファンドの選定が難しい

2つ目の理由は、ファンドの選定が難しいということです。

インデックスファンドであれば、世界経済は基本的には右肩上がりで成長しているため、どこのインデックスもプラスになっていくと考えてOKです。

※日経平均株価は平成元年のピークからだいぶ下がってしまい、今後回復するかどうかもかなり怪しいので対象国が成長しているかどうかという視点は必要かもしれません。

個人的には日本よりも、アメリカや全世界のインデックスをメインに買っています。

しかし、アクティブファンドとなると高騰するファンドもあれば、暴落するファンドもある中でどのファンドが高騰するかを予測することは非常に難しいです。

もしそれができるのであれば、世界中の金融機関や政府機関が全てそのファンドを買うはずなのですが、そうはなっていません。

金融業界のプロでさえ難しいファンドの目利きを私達一般投資家がするのは非常に困難だと考えています。

特定のファンドマネジャー、ファンドに組み込まれている企業を応援したいという気持ちでお金をつかい、リターンは気にしないというお金の使い方であれば良いと思いますが、資産と未来を守るという視点からはアクティブファンドはポートフォリオに組み込まなくても良いです。

守りの投資術のおすすめ投資先(もちろん、インデックスファンドです)

守りの投資術ではインデックスファンドを購入すると良いということがおわかりいただけましたでしょうか。

作ってそんな投資にかかる税金を安くする日本政府の制度「NISA・積立NISA」「iDeCo」を活用して、インデックスファンドに投資を行うところから始めてみませんか?

複数のインデックスファンドを選んで投資ポートフォリオを分散させると更にリスクを減らすことができます。

また、こちらは厳密にはインデックスファンドではないのですが、多数のインデックスを更に混ぜ合わせるなどしてポートフォリオを幅広く分散して安定的に成長しており、私の投資先としても大きな金額を占めているものです。

楽したい!でも、ちゃんと投資で資産と未来を守っていきたい!という方はこちらのほうが簡単、それでいて効果があります。

この考え方を知って投資に望めば、あなたの未来も資産もかなり守られるはず。

一緒に未来を守っていきましょう。

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