香港のオフショア保険の驚きの高利率のワケと加入方法・手続きを現地の日本人専門家から聞いてきました(2020年最新版)

香港の生命保険は利率が高いから良いらしい、そんな噂を聞いたことがありませんか?

もしなければ、それはそれでもったいないことです。もし聞いたことがあるのであれば、変な情報も多いのでネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれません。

香港現地在住の専門家から話を聞き、オフショア生命保険のメリット・デメリット・加入方法(紹介可能です)をまとめました。

サクッと読める目次

投資として、定期預金などと比較してみる

香港で契約できる生命保険では4~7%ほどの利回りとなっているようです。

これを日本の定期預金(0.02%でしょうか)と比べるともう本当に涙が出そうになりますね。

お金を置いておいても増えないということは、もはや減っていっているようなものなのです。

だって、世界の経済は成長を続け、世界の物価も上がり続けているのですから。

「日本の銀行にお金を置いておく=お金が減っていく」という悲しい現実があります。

 

ちなみに私は海外での資産運用を色々と試しており、新興国ではベトナムの銀行口座・カンボジアの銀行口座も持っています。

ベトナムは定期預金で7%ほどの利息がつくのですが、ベトナムドンの下落リスクが怖く、あまり多くを預けていません

カンボジアは定期預金で5.5%ほどの利息が付き、しかもUSドル建てなので、ある程度の金額を預けていますが、カンボジアという国が今後どうなっていくのか不透明です。

このように、新興国の定期預金は利率は良いのですが、色々とリスクも大きくなります。

 

そんな「世界中の経済成長をいいとこ取りしながら、リスク分散してくれる」商品があったら良いのになぁ、と思っていたら、ありました。それが香港で契約できる生命保険です。

世界の金融の中心である香港では、全世界を対象に投資をしているプロフェッショナル達が素晴らしい保険商品を開発していました。

 

これ、残念ながら普通に日本にいるとわからないんですよね。

日本の「生命保険比較!」みたいなところにいても、海外のことは教えてくれません。(そもそも、知りません)

シュミレーション(30歳男性・非喫煙者・月500ドル)

早速シュミレーションを出してもらいました。

シミュレーション結果

このシュミレーションでは月500ドルを5年間積み立てるものですが、5年払だと月150ドルという少額から積み立てることもできます。

また、全額前納や年払いを行うこともでき、前納をすればするほど返戻金が増えるのも早くなります。

シミュレーション表の読み方
End of Policy Year:積立開始からの年月
Total Premiums Paid:支払った金額
Guaranteed:元本保証分
Total:解約返戻金

5年払なので、5年目以降は累計支払額は増えませんが、解約返戻金がどんどん増えていきます。

9年後には支払った額以上が戻ってくることとなり、19年後には2倍を超えます。

少額から始められるので、20代から始める人も多いとのこと。

逆に、70歳の方が積立を始めるケースもあるそうです。

シミュレーション結果(20年)

わかりやすくグラフにしました。上下が金額(USドル)、横軸は開始からの年数です。

ピンク色が支払額で、5年間支払ったあとは一切支払いことはありません。黄色が解約返戻金で、右肩上がりに上がっていくのがわかります。

実際に、シュミレーションを見れば預けておけば結構プラスになるので、ただ定期預金に置いておくよりは保険のほうが良いですよね。

なお「保険」なので死亡保障もあり、こちらはグラフ上の緑の線です。

驚きの返戻金の増加率

返戻金(へんれいきん)とは、支払った保険料に対して戻ってくるお金のこと。

この返戻金が10年後には9.5%、20年後には118.4%、40年後には745.6%、60年後には3002%になります。

先ほどのグラフを70年まで伸ばすとこうなります。

70年間の解約返戻金

5年間で合計330万円(500ドル×12ヶ月×5年=30000ドル)を積み立てた場合、20年後には720万円、40年後には2,790万円、60年後には1億237万円にもなります。

※全て1ドル110円として計算しています

日本で色々な投資商品を探しても、こんな数字はありません。

2020年からは利回りの見直し(向上)が!
なんと、2019年末からこの商品の利回りが見直され、0.数%ではありますが更に良くなったそうです。
世界の経済の成長を取り込んでいて、本当に頼もしいです。

なぜそんなに返戻金が増えるのか

保険会社の仕事は、預かっているお金を投資して増やすこと(=運用する)ことです。
「世界中の経済成長をいいとこ取りしながら、リスク分散してくれる」商品があったら良いのになぁと記事の冒頭で書きましたが、まさにそれを行っています。

 

国内の会社はどうしても投資対象が日本国内になりがちですが、低金利・低成長社会に投資をしても大きなリターンは望めません。かといって、世界に対して投資をして買っている国内企業はほとんどありません。
それに対して、オフショア保険は、世界トップの金融街香港の凄腕投資家が全世界に対して投資をしているので、高い利回りを確保できているのです。

国内の生命保険会社はテレビCM等、多額の広告宣伝費をかけていますし、営業にもたくさんのお金を使っています。逆にいえば、その分だけ利回りは低下してしまうのです。
CMや営業にガンガンお金を使い、「有名っぽいから」と契約を取ってくるものの、投資成績はあまり良くないので返戻金も少ないのが日本の生命保険です。

オフショア保険はCMは一切行っていません。営業マンも、いません。

純粋に運用成績だけで勝負をしています。運用成績が悪い会社は、どんなに有名だとしても淘汰されてしまうという世界です。
だからこそ、無駄な支出を省き、高い運用成績を維持するために全力を注いでいるのです。
そして、その運用成績が私達契約者の返戻金になるのです。

受け取り方は一括でも年金形式でも自由に選べる

しかも、この返戻金の受け取り方法は一括で受け取る事もできますし、年金のように毎月決まった金額を受け取ることもできます。
受け取っている間も、残高は運用されていくのでしっかりと複利で資産が増えていくのは嬉しいですね。
契約期間も解約日の自由なので、お金が必要なときに解約したり、税負担が少ないように受け取ることができます。

「保険」なので死亡保障もたっぷり

もちろん「生命保険」なので死亡保障もついてきます。
死亡保障も「予定利率」と呼ばれる、いわば未来の運用成績予測によってその金額が決められるので、オフショア保険は日本の保険に比べると高額の死亡保障がついてきます。

先ほどのシュミレーションでは、積立を行っている期間は積立額と死亡保障は殆ど変わりません。それが、年を追うごとにどんどん増えていきます。
死亡リスクが高まるのに、保険金が増えていくのは感覚的には理解できないのですが、それも支払った保険料を高い利率で運用しているから。

私の生命保険遍歴

そんな私も保険については遠回りをしてきました。

日本で生命保険を比較して、国内外資系保険に加入

新卒で某巨大金融グループに入社して、まず薦められたのが生命保険。
入社時の資料に確定拠出年金や社員持株会などの案内とともに入っていました。
さすがは大企業、と思ったのですが「生命保険は守る人ができてからでいいかな」と思い加入しませんでした。

その後、ある程度使えるお金に余裕が出てきて投資の勉強を始めたときに友人の紹介で某外資系生命保険に加入。
国内の保険の中では、かなり良い条件なのですが、このオフショア保険と比べると見劣りしてしまいます
営業担当者の方はすごく良い方で、色々と相談に乗っていただけそうなのがとても嬉しいのですが、資産分散の意味も含めて解約はしませんが、新規で追加することはなさそうです。

日本は金融庁の規制を始めとして様々な規制が存在し、その範囲内で営業しているのでどうしても香港の保険と比べると条件が悪くなってしまうそうです。

香港で積立型の生命保険に加入

それとは別に、積立型のオフショア生命保険に加入しました。10年間、毎月300ドルを積み立てていく商品です。
積立型の商品には預け入れ当初の手数料が高いものもあり、私が当時契約した保険もそのタイプのものでした。
ですので、思っていたほど利率が高くなりませんでしたが、定期預金の利率は大きく上回っており今後もどんどん返戻金が上がっていく予定です。
10年後にどうなっているのか、楽しみです。

さらに、香港で保険を追加加入予定

更に、今回紹介するこの保険も追加で購入する予定です。
なんと言ってもその返戻率が魅力ですからね、今から子供の進学費用(結婚もまだですが・・笑)や老後のために積み立てていこうと思います。

海外の保険はリスクはないの?

イイ話には裏があるんじゃない?

と思ったあなた、素晴らしいリスク管理能力を持っています。

保険会社の格付は?

保険会社が潰れたらどうしよう、ということで格付を調べてみました。
格付けというのは、金融機関における通知表のようなもので、世界中の金融機関を評価を専門としている会社がランクを付けています。
日本の大手生命保険会社の格付はAA-からAといったところ。
今回話を聞いてきたF社の格付は・・・「A」
日本の大手生命保険会社と同等の高い格付けです。

日本語でサポートしてもらえる?

香港の保険ということで、商品説明は英語と中国語だったりします。
しかし、私が紹介してもらったこの保険は日本人担当者がおり、全て日本語でやり取り可能。
保険についての質問も、香港についてのことも、香港在住なのでいろいろと答えてくれました。
英語が苦手でも、大丈夫です。

その他にリスクは?

為替リスク

オフショア保険は基本的にはUSドル建てなので、為替リスクが存在します。
が、日本円だけを持っているリスクのほうが大きいと私は思っており、ドルを持っていたほうが長期的にメリットが大きいと思っています。
もちろん、保険料の払込はドル建てですが、円に換算して受け取ることができるので、円で受け取りたい人でも問題ありません。

流動性リスク

流動性リスクとは、使いたいときに使えないというリスク。
今回紹介した商品では7年ほど経過しないとマイナスになってしまうので、少なくとも7年間はお金を寝かせておく必要があります。
利回りを得ることを考えると、15年は置いておきたいところです。
将来の資金を準備する目的や、余剰資金での投資であれば問題にならないでしょう。

騙されたという記事もあるけど・・・

オフショア保険で騙された!損した!という記事をたまに見かけることがあります。

  • 初期手数料の高い積立型保険を途中で払い止めしている
  • 運用がIFA(仲介会社)任せで、その運用がうまくない

というのがほとんどの理由です。

業者によっては「25年契約にして、最初の数年払ってあとは払わない方法がある」などといって紹介しているケースがあるようですが「途中で払うのをやめる」などは全てあなたの利益が少なくなる(または損をする)ことになりますので、そういう話をする業者は信用しないようにしましょう。

私もいろいろな業者の話を聞いてきましたが、信頼できるところ、できないところ、様々です。
信頼できるところからだけ、買うようにしています。

コミッション目当てに積立保険を勧める代理店の手口についてはこちらの記事を参考にしてください。

逆に日本の保険のリスクを考える

海外の保険のリスクについてお話しました。
では、日本の保険はリスクがないのかというとそんな事はありません。
そもそもの格付けが香港の会社よりも下のところもありますし、テレビCMなどの広告宣伝費、代理店や営業マン(保険のおばちゃん)の人件費などをたくさん払っているので、その分だけ保険料が高くなっているのです。

驚きなのが、学資保険なんて保険をかけて返戻金が100%を下回るというものもある始末。
増えると思っていたのに、全然増えない(むしろ減ることも・・・)というリスクがあるのが日本の保険です。

日本人窓口で日本語で契約する方法

それでは、この保険はどうやったら契約できるのでしょうか?

日本にいながら契約ができるものもある

香港の保険なのですが、日本にいながらにして郵送で契約できる方法もあるようです。
金融関連の法律にそこまで詳しいわけではないのですが、日本の法律にも問題がなく、香港の会社と直接契約するそうです。
詳しく知りたい場合は、一番下のフォームより連絡いただければ香港の代理店をご紹介します。

支払はクレジットカード

保険料の支払いは、クレジットカードで可能。もちろん手数料もかかりません。
陸マイラーとして、クレジットカードでマイルを稼いでいるので、カードで支払いができるのは本当に嬉しいです。
ちなみに、香港に行くくらいのマイルは一瞬で貯まるので、下の記事を参考に貯めてみるのをおすすめします。

加入可能な年齢は75歳まで

なんと75歳まで加入可能!これは驚きました。
人生100年時代ですから、90歳になったときのことを考えて積立をする、という理由かなと思ったのですが、実はこの保険は契約者名義を何度でも変更可能なのです。
親から子へ、子から孫へ・・・と100年も運用することができたら億単位の資産を子孫に残すこともできるのです。

「100年前の先祖が契約してくれていたらなぁ」と思ってしまいました。笑

ちなみに、税金に関しては最終的には税理士さんに相談が必要ですが、相続税の節税にも使えるようです。

オンラインで残高や返戻金の確認が可能

香港の保険はオンラインで残高や現時点で解約した場合の返戻金を確認することができます。
保険会社の人に資料を作ってもらうこともなく、自分ですぐに確認できるのは嬉しいですね。
もちろん、保険会社の日本語窓口を使うこともできそうです。
とはいえ、こういうタイプの保険は入ってから10年くらいは運用成績に一喜一憂せずに置きっぱなしにするのが資産を増やすコツではあります。

入れるうちに、入ろう

実はこういった香港の保険はどんどん日本人が契約できなくなってきています。

理由は2つあり、1つは日本の金融庁など規制機関が国外の会社に対して厳しいため。そして、もう1つは、残念ながら日本というマーケットが重要ではなくなっているからです。
日本国としては日本人の資産が海外に出ていくことを快く思っていないため、今後も規制が緩和されることはなさそうです。実際に、他の大手保険会社で日本在住者の新規契約を打ち切った会社もあります。

日本以外に住んでいる人はこの商品を購入できるのに、日本人は契約できないというのはなんだか残念ですが、その流れは強くなっています。

ただ、今なら海外在住者はもちろん、日本に住んでいる人でも契約できるそうです。
契約できるうちに少額でも契約しておき、保険会社の顧客になっておくことで今後厳しくなったときも有利になるはずです。
私も、今のうちに色々と小さく海外投資を始めているのはそういったワケがあります。

香港の会社を無料で紹介します

興味がある方は、香港の大手保険代理店の日本人窓口に繋ぎ、申込みのサポートが可能です。

特に費用はいただきませんので、気軽に日本語でご連絡いただければと思います。

紹介依頼・質問・シュミレーションの取り寄せなどは「香港保険お問い合わせフォーム」からお願いします。

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